レジン、シーリングスタンプが流行る理由~カラーセラピー的考察~
なぜ今、レジンやシーリングスタンプが人気なのか?
最近、ハンドメイドの世界でレジンやシーリングスタンプが人気を集めています。透明感のあるアクセサリーやクラシカルな雰囲気が楽しめることから、取り入れている人が多いようです。
この流行の背景には、ハンドメイドブームやアナログ回帰の影響もありますが、心理的な視点から見ると「カラーセラピー」の要素も大きく関わっています。色には私たちの心に働きかける作用があり、リラックスや気持ちの切り替えをサポートしてくれます。
今回はレジンやシーリングスタンプの魅力をカラーセラピーの観点から紐解きながら、その人気の理由をご紹介します。
透明感と光がもたらす癒し~レジンの心理的効果~
レジンの特徴といえば、やはり透明感と光の反射による美しさです。光を通すことで奥行きが生まれ、作品や角度によって色の見え方が変わるものもありますね。
透明感と心の解放
カラーセラピーでは、透明なものは「心をクリアにする」という効果があると考えられています。例えば、澄んだ水やガラス細工を見ていると、なんだか気持ちがすっきりすることはありませんか? レジンも同じように、透明な質感が私たちの心を軽くしてくれるのです。
特に、ブルーやグリーンなどの涼しげな色はリラックス効果が期待できるため、ストレス解消にも役立ちます。逆に、ピンクやオレンジなどの温かみのある色を使えば、気持ちが明るくなる効果もありますよ。
光の変化がもたらす楽しさ
レジン作品は、光の当たり方や見る角度によって色が変わることがあります。「同じものを見ていても、毎回少し違った表情を見せてくれる」という楽しさが、日常に小さなワクワクをもたらしてくれます。
忙しい毎日の中でちょっとした変化を感じられるものがあると、それだけで気持ちが前向きになれますね。
火と色のぬくもり~シーリングスタンプの心理的効果~
シーリングスタンプは、ワックスを火で溶かして封をするアイテムです。手紙やギフトに添えるだけで、特別感がぐっと増しますよね。
炎のゆらぎがもたらすリラックス効果
火を見ていると、なんだか落ち着くと感じたことはありませんか? これは「炎のゆらぎ」が持つ心理的効果によるものです。キャンドルセラピーと同じように、火を見つめることでリラックスできるのです。
シーリングワックスを溶かすときの炎も、そんな癒しの時間を与えてくれます。忙しい日々の中で、このようなゆったりとした時間を持つことはとても大切です。
ワックスの色が持つ心理的効果
シーリングワックスにはさまざまな色があり、それぞれ異なる心理的な効果があります。
・赤系(ボルドー・ワインレッド):情熱や活力を高め、気持ちを前向きにする
・青系(ネイビー・ターコイズ):冷静さや知性を感じさせ、落ち着きをもたらす
・ボルドー・ワインレッド:大人の落ち着きのあるこだわり、愛情の表現
・ネイビー:冷静さや知性につながる内省や落ち着きをもたらす
・銀(メタリックカラー):高級感や特別感を演出し、特別な気持ちにしてくれる
色を選び、手を動かす楽しさ~自己表現とアナログの魅力~
レジンやシーリングスタンプの魅力は、作る過程にもあります。自分で色を選び、形を決めることで、無意識のうちに「今の自分の気持ち」と向き合っているのです。
色選びは心の鏡
カラーセラピーでは、好きな色や気になる色は「今の心の状態」を反映しているといわれます。「今日はパステルカラーを使いたい」「モノトーンでまとめたい」と感じるのは、気分によって選びたい色が変わるからかもしれません。
ハンドメイドをするときに「なんとなくこの色が気になるな」と思ったら、それは今の自分に必要な色なのかもしれませんね。
デジタル社会だからこそ、アナログの時間が心を満たす
スマホやPCが当たり前の時代だからこそ、手を動かしてものを作る時間が新鮮に感じられます。シーリングスタンプを押すひと手間も、レジンの色をじっくり選ぶ時間も、すべてが「心を込める」ことにつながっています。
手作業で作るアイテムには、デジタルにはないぬくもりがあり、それが私たちの心を癒してくれるのです。
まとめ
レジンやシーリングスタンプが流行しているのは、ただのハンドメイドブームではありません。カラーセラピーの観点から見ると、「色と光の癒し」「炎のリラックス効果」「自己表現の満足感」「アナログな時間の魅力」など、心を豊かにしてくれる要素が詰まっています。
自分で色を選び、形を作り、完成したものを楽しむ。このプロセス自体が日々のストレスを和らげ、心を癒してくれるのかもしれませんね。
もし「最近ちょっと疲れているな」「気分をリフレッシュしたいな」と感じたら、レジンやシーリングスタンプを試してみてはいかがでしょうか? きっと、新しい癒しの時間が見つかるはずですよ。