クリスマスシーズンに飾りたい花とグリーン

一年の終わりが近づいて街中にイルミネーションが輝き始めると、自然とクリスマスのムードが高まってきますね。年の瀬の慌ただしい時期であっても、季節を彩る花やグリーンがあるだけで、わたしたちの心はほっと休まります。クリスマスシーズンにぴったりの花やグリーンは、視覚的な美しさに加えて、その香りによってわたしたちの心身に働きかける効果を持っています。

この記事ではこの時期に飾りたいおすすめの花やグリーンについて、その特徴や魅力についてご紹介します。

クリスマスシーズンに飾る花の特徴

クリスマスシーズンには、赤い花と深い緑の針葉樹を組み合わせて飾られることが多く見られますよね。季節の雰囲気にも合っていて華やかなムードを演出できるので、だれからも好まれる組み合わせですが、見た目の美しさだけで組み合わされているのではありません。

赤は活力やエネルギーをかき立ててくれる「動」の色、一方で緑は心身のバランスを整えて癒しをもたらしてくれる「静」の色です。この一見対照的な組み合わせは、実はわたしたちの心身を整える助けになってくれる素晴らしい組み合わせなのです。単なる色合わせだけではなく、心の安定と前向きな気持ちが得られる、年末の慌ただしい時期のわたしたちをそっとサポートしてくれるという特徴を持っています。

クリスマスにおすすめの花

クリスマスシーズンに飾る花と言えば、やはり深い赤の色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。赤は「温かさ」「生命力」「前向きな気持ち」をもたらしてくれる色です。視界に入るだけでも、血行を促し体感温度を高めてくれる働きと言われています。

この時期にぴったりの赤い花と言えば、ポインセチア、シクラメン、バラ、アマリリス、などが代表的です。ポインセチアは、苞(ほう)と呼ばれる葉が、まるで炎のように鮮やかな真紅で、クリスマスシーズンの象徴的な植物です。鮮やかな赤がわたしたちの心を前向きにし、寒い季節の孤独感をも和らげてくれます。シクラメンの花は赤に加えてピンクや白などの色がありますね。彩りとともに凛とした花姿が、わたしたちの心に強さと温かさをもたらして、寒い季節を乗り越えていく励ましとなってくれます。

また、季節感を添えるストックやカーネーション、スイートピーは優しい色合いのものも多く、赤の花と合わせて飾ることで色彩のコントラストが優しくなり、室内に華やかな空気をもたらしてくれます。なかでも、ストックやスイートピーは穏やかな香りもあるので、年末の忙しい日々の疲れを癒し、気分を明るくしてくれます。

グリーンの芳香による効果

クリスマスには、グリーンの存在も欠かせません。グリーンは視覚的に美しいことはもちろんですが、その清々しい香りによってもわたしたちを楽しませてくれます。

代表的なものはモミ、ヒバ、ユーカリ、ヒイラギ、ユーカリなどです。これらの針葉樹やハーブは、心身に働きかけてくれる芳香物質を持っています。

芳香物質は、植物が自らの身を守るために発散する、揮発性成分のことを言います。クリスマスツリーやリースに用いられるモミやヒバには、α-ピネンやボルネオールという物質が多く含まれており、森林に行って感じるあの清々しい香りの正体は、この芳香物質です。この香りは自律神経を整えて、リラックス効果を高めてくれます。また、ヒバにはヒノキチオールという抗菌・抗ウイルス効果のある芳香物質も含まれ、清潔感のあるシャープな香りも同時に楽しめます。ユーカリにも殺菌・抗菌作用のある1,8-シネオールが多く含まれています。

暖かな室内や加湿器の近くに置くことで、これらのグリーンも温まり、香りをほんのりと優しく漂わせてくれます。風邪やウイルス感染が気になる冬の時期に、室内の空気を清潔に保ってくれる助けにもなるのでおすすめです。

まとめ

クリスマスシーズンに飾る花やグリーンは、単に季節を象徴する飾りというだけでなく、わたしたちにそっと寄り添ってくれる存在です。赤い花がもたらす「前向きな明るさ」や「温かさ」、そして針葉樹の深い緑が与えてくれる「安心感」と「落ち着き」。赤と緑で彩られるこの時期の花飾りは、慌ただしい年の瀬の中でストレスを抱えがちなわたしたちの心を整えて支えてくれるのです。

モミやヒバ、ユーカリなどが持つ芳香物質は、まるで森林浴をしているかのような清々しい香りで、室内を穏やかな空間に整えてくれます。ツリーやリースにグリーンがたっぷりと用いられてきたのは、見た目の美しさはもちろんですが、植物が放つ香り、そして落ち着きを与えてくれる深い緑が、自然と心を落ち着かせてくれることを感じてきたからと言えるでしょう。

これから忙しさの増す年末こそ、花やグリーンの力を借りて、日常を穏やかで優しい空間にしてみませんか。心身を整えて幸せなクリスマスシーズンを迎えましょう。