「ガマン」は美徳にあらず

苦労性の方にはぜひとも肝に銘じてもらいたい言葉。

「ガマン」は美徳にあらず。

あなたは我慢強いほうでしょうか?それとも我慢できたいたちでしょうか?

「最近、いろいろガマンしているな」と思った時には、

心は少しいびつになりかけていますから注意が必要です。

踏みつけられたゴムボールが歪むのと同じで、

ガマンを強いられた心も歪んでしまうのです。

そして、ガマンをし続けていると、他の方が辛い思いをしているのを知っても

「私だってガマンしているのだから!それくらいガマンしなさい!」となり、

優しい気持ちにはなれなくなってしまいます。

 

これだと人間力がダウンしてしまいますよね。

艱難辛苦は汝を珠にす、という言葉とは正反対の結果です。

では、どうすればいいでしょうか。

ガマンは不自然な状態と気づいて、自分を踏みつけにするのを止めるといいのです。

自分にガマンを強いているのは他人ではなく自分自身です。

誰かのせいに思えても、ガマンすることを選んでいるのは自分自身です。

 

じゃあ、なぜガマンしてしまうのか。

・ガマンすればご褒美がもらえる。

・ガマンすればいつか幸せになれる。

・ガマンしなければ、どん底におちてしまう。

・ガマンしなければ、愛してもらえない。

・ガマンしないと関係が壊れてしまう。

・・・などなどの思い込みがあるからです。きっと幼い時に誰かが唱えていた呪文です。

 

「ガマンを止めたほうが、家族関係がよくなった」

というクライエントさんがたくさんいます。

あなたも呪文から自由になってみてください。きっと世界が変わります。