フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)の2つの効果

2つの効果とは

生花を自由に選んでアレンジメントで自己表現をするフラワー心理セラピー(フラワーセラピー)は、芸術療法のひとつであり、心理療法としての効果をもっています。芸術療法とは芸術を使って心を癒すという心理療法です。フラワー心理セラピーをはじめ、絵画、コラージュ、音楽などが芸術療法としての効果があると認められています。

フラワー心理セラピーの芸術療法としての心理療法の効果には2つの側面があり、1つは「受け取りによる効果」、もう1つは「自己表現による効果」です。

「受け取りによる効果」と「自己表現による効果」

1. 「受け取りによる効果」

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)では、五感から刺激を受け取ることで得られる効果を「受け取りによる効果」といいます。人は花を見たり、触れたり、香りをかいだりすることによって、五感から刺激を受け取ります。刺激を受け取ることで元気になれる花、または穏やかになる花などがあり、花の種類によって心理効果は異なります。

たとえば、ピンク色のチューリップには「優しさを素直に表現していいよ」という素直な気持ちの表現を促すという心理効果があります。意地を張って優しくできない時にピンク色のチューリップをそばに置くと、優しい気持ちを言葉や態度で表現できるようになるでしょう。

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)では「受け取りによる効果」をもちいて、気持ちを変化させることができるのです。

2. フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)の「自己表現による効果」とは

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)の「自己表現による効果」はさらに2つの領域にわかれます。「カタルシス効果」と「心理分析の効果」の領域です。「カタルシス効果」とは<心を浄化する作用>のことであり、「心理分析の効果」とはクライエントのアレンジメント作品の心理分析により<クライエントの自己理解を深める効果>のことです。

(1) 「カタルシス効果」<心を浄化する効果>について

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)では、クライエントが自由に花を用いて自己表現することを大切にしています。たくさんの種類の花の中から気持ちにあう花を自由に選び、アレンジメントします。自由にアレンジメントを作ることで、アレンジメントの形に自分の気持ちがあらわれ、自己表現になります。
フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)では、アレンジメントによる自己表現をすることで、心の中のモヤモヤが発散し、心を浄化する効果を得ることができます。つまりカタルシス効果を得ることが出来るのです。

(2) 「心理分析の効果」による<自己理解の効果>について

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)によるアレンジメント作品には、クライエントの心理状態が映し出されています。花の種類、色、配置などを総合的に分析することで、心理分析をすることが出来ます。アレンジメント作品からクライエントが気づいていない自分自身の深層心理をよみとき、自分を知ることがフラワー心理セラピー(フラワーセラピー)の「心理分析の効果」なのです。

「カタルシス効果」も「心理分析の効果」もフラワー心理セラピー(フラワーセラピー)の「自己表現による効果」です。

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)の両側面

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)には、「受け取りによる効果」と「自己表現による効果」の両側面があることがおわかりいただけたでしょうか。

フラワー心理セラピー(フラワーセラピー)を日常に取り入れ、心のモヤモヤを浄化してみませんか。

監修・芙和せら(フラワーセラピー創始者)