五感をいっぱい使う

頭でっかちになりがちな現代人たち。あなたもそんなうちの一人ではありませんか?

イキイキと生きていくために、五感をいっぱい使って生活することをお勧めします。

自然を五感で感じるのはなおさらに幸せなこと。

 

「視る」。深くなり始めた木立の緑。紫陽花たちの鮮やかな彩り。青く澄んだ空。花散歩をしながら、仕事の行き帰りに、お買い物のついでに目を向けてみましょう。彩りが心を弾ませてくれます。

「聴く」。都会でも朝夕には鳥の鳴き声が聞こえています。雨雫に耳を澄ましてみたり、大切な人のあたたかな声を注意深く味わってみたり。ていねいに「聴く」と心がしっとりと穏やかになります。

「嗅ぐ」。フレッシュなライムをしぼる。ほっとひと息つきたいときにミントティーをいれる。湿り気を帯びた懐かしい土に親しむ。香りを嗅ぐと気分が、ガラリと変化する体験は誰もがしたことがあるはず。

「触れる」。シルクの柔らかさ、麻のさらりとした肌触り。陶器のなめらかさ。藁半紙のガサガサ。小川の石の水にさらされた冷たさ。時間をかけて「触れる」というのは心の奥底へと気持ちを向けさせます。

「味わう」。皆さん大好きなことですよね。イチゴの甘酸っぱさを。焼きアユのふくよかな味と苦みを。熱々の小籠包の肉汁を。時には涙のしょっぱさを。繊細な味覚が感じ取っています。

 

五感、ときには四感、三感かもしれませんが、

めいっぱいの感性をつかって自然の恵みを享受できる。

そんな幸せに感謝するときに、あなたの心は満たされます。