卒業、転勤、退職など別れのときの花贈り

もうすぐ卒業シーズン。普段は人にお花をあげたりご自宅用に買う機会の少ない方でも、この季節になるとお花を身近に感じやすいのではないでしょうか。人との別れは寂しい気持ちになりますが、お花がある事で場を華やかにし、次へのステップだと思えるようになりますね。

 

今回は、卒業式や転勤・退職のお別れシーンにおすすめのお花を、心理効果と合わせてご紹介していきます。ぜひ、それぞれのシーンに合わせてご活用ください。

 

スイートピー:定番のスイートピー

3月に満開を迎え、この時期お花屋さんにも多く並ぶスイートピー。卒業シーズンにはスイートピーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今までいた環境から卒業し、新しい生活のスタートが待ち構えてる方には特におすすめです!新しい環境への不安で眠れない時には、安心をもたらし安眠へと導いてくれます。幸せな気持ちでゆったりと眠る事ができれば心も安定し、新しい環境もわくわくした気持ちで迎えることができますね。

 

スイトピーには様々な品種がありますが、色によっても心理効果が変わってきます。

 

ピンクのスイートピーは、幸福感を感じるうっとりとした花の甘い香りで、優しく穏やかな気持ちにさせてくれる効果があります。幸せになりたいという願望を表し、誰かに幸せを届けたい時にも無意識にピンクを選ぶことが多いですよ。

 

紫には心を癒し、緊張をほぐすリラックス効果があるため、人間関係や仕事で起きた心の疲れを癒してくれます。職場で「少しお疲れの印象があるな…」と感じる方には、大人っぽい紫のスイートピーを入れるのもお勧めです。紫色のお花で心を癒して、次のステップに進む力にしてもらえたらうれしいですね。

 

カーネーション:悲しい雰囲気も一転!

フリルのような花びらがとっても可愛いカーネーション。母の日に贈るイメージが強いお花ですが、お祝いのシーンでも数多く使われます。

 

オレンジのカーネーションは、エネルギーの高まりを感じ、人が集まったときのような温かい雰囲気を作り出す効果があります。お別れシーズンは思い出を振り返り寂しい気持ちにもなりますが、せっかくの素敵な思い出は涙よりも笑顔で振り返りたいですね。オレンジのカーネーションで、温かく微笑ましいムードを作りあげてくれます。

 

白いカーネーションには、心を浄化し新しい生活を祝福してくれる心理効果があります。まっさらな新鮮な気持ちで新しい門出を迎えてほしい時にお勧めです。

 

ユリ:先生への贈り物

白く凛とした強いイメージのユリには、冷静さと優しさを与えてくれる心理効果があります。ギクシャクとした関係を解消したいときにもおすすめの花です。気持ちの甘えから素直になれず、迷惑をかけてしまった先生への「ごめんなさい」と「ありがとう」の気持ちをこめて贈るのもいいかもしれませんね。

 

転職するあの人へ

新しい環境や初対面の人ばかりの環境に飛び込むのは、内心ドキドキしている人は多いはず。同僚の新しい門出を応援したい時には、オレンジのバラやラナンキュラスをアレンジに加えた花束がおすすめ!

 

失敗が怖くて一歩踏み出せずにいたり、人生に積極的にチャレンジする勇気が出ない時に“春の陽だまり”のように優しく背中を押してくれます。コミュニケーションを円滑にし、新しい環境へのスタートを助けてくれます。何かあっても仲間がいる、失敗してもいつでも引き返せると思えば不安も払拭されるはず。

 

上司には、尊敬の念をブルーとゴールドにこめて華やかに!新しいスタートを意味する白い花や、希望の象徴である水色のデルフィニウムなどを中心にしたアレンジ。ゴールドを連想させる黄色のグロリオサなどを加えると、グッと華やかなアレンジになります。また格調を高める深いブルーは、尊敬を表す色。年配の方に敬意を示したい時におすすめです。

 

胸元にワンポイント

お花のプレゼント以外にも、学校の卒業式などであれば、胸元にお花のコサージュをつけて心理効果を活かすのもおすすめです!

 

主役の子供たちはもちろん、子供たちの卒業や卒園を見守る親御さん。送り出す先生たち。会社であれば、転勤する側、会社に残る人たち。それぞれの立場で、お花の心理効果を使って気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?