稲穂の色は黄金色?欧米の人は〇色という~色の見え方の違い~

秋と言えば、実りの季節!世間では、「令和の米騒動?!」なんて騒がれていますが、9月は新米の季節ですね。稲穂が垂れ下がり、さわさわと揺らぐ風景は心和みませんか。

みなさんは「稲穂の色彩は何色?」と聞かれたら何と答えますか?おそらく、「黄金色」をイメージされる方が多いかと思います。

ですが、この答えは欧米人には驚きの回答なんだそうです!「稲穂は茶色でしょう?それが、なぜ黄金色なんだ??」欧米人の多くはそんな風に感じてしまうのです。

実はこれ、欧米人と日本人では色彩の見え方に差があることから起こるもの。今回は、欧米人と日本人の色彩の見え方の違いについて詳しく探ってみたいと思います!

 

色彩の見分け方の違い

欧米人は色彩を「ベースカラー」と「色相」で説明する傾向があります。「ベースカラー」は、赤、青、緑などの基本的な色のことを指し、「色相」はそれぞれの色がどのように見えるかという色みのこと示します。

しかし、日本人は一般的にベースカラーよりも「彩度」と「明度」に重点を置く傾向があるのです。「彩度」は色の鮮やかさの程度を表し、「明度」は色の明るさや暗さを示します。

具体的な例を挙げて説明しましょう。例えば、赤色の花を見た場合、欧米人は「That flower is red」(その花は赤い)と言う傾向があります。一方、日本人は「その花は鮮やかな赤色で、明るい光を反射している」と表現することがあります。

または、青色の海を見た場合、欧米人は「The sea is blue」(海は青い)と言うことが一般的ですが、日本人は「海は深い青色で、波が光を反射している」と表現することがあります。

このように、欧米人は色彩を個別に認識し、日本人は周囲の状況や背景に応じて色彩を組み合わせて説明することがあります。欧米人と日本人の間で色彩の認識が違うのは、文化や環境の影響を強く受けているからと言えるでしょう!

 

瞳の色素の違い

欧米人の瞳の色彩で代表的なものとして、ブルーアイがあげられます。ブルーアイは日本人の黒い瞳と比べて色素が薄いため、見え方にも違いがあります。その影響で、欧米では、はっきりとした色彩が好まれます。

例えば、アメリカのお菓子はカラフルで色鮮やかなものが多いですよね。街中の広告などに目を向けても、原色や蛍光色など目立つ色彩が多く使われ、町中がカラフルに彩られています。

 

文化と環境の違い

日本では、伝統的に淡い色や中間色がよく使われます。和服や日本画などは、繊細な色使いが特徴的です。そういった文化的背景から、日本人はこうした細やかな色の違いを認識するようになったのです。

一方、欧米では、先ほども触れたように、強くはっきりとした色彩が好まれます。こうした広告やデザインを普段から見慣れていると、強い色の違いに敏感になるのです。

いかがでしたか?欧米人と日本人の色彩の見え方には、様々な違いがありましたね。色彩の見分け方、瞳の色素、文化と環境など。色彩の見え方は、多くの要素から影響を受けているということです。

 

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