和花と洋花のおしゃれな組み合わせアレンジ
花を飾るとき、無意識に「和花」と「洋花」を分けて組み合わせていませんか?和花とは、椿や菊、リンドウなど古くから日本の暮らしの中で親しまれてきた花。一方でバラやチューリップ、ガーベラなどは洋花と呼ばれ、和花に比べると色彩やボリュームが豊かなものが多いのが特徴です。
これまでのフラワーアレンジメントの世界では、「和は和、洋は洋」と分けて考えられてきました。そのため、これまでになかった新しい組み合わせの和洋ミックスアレンジは、難しそうと思われる方も多いかもしれません。でも実は、和花と洋花の組み合わせは、少しのポイントを押さえるだけで気軽に楽しめ、自然なのにおしゃれで洗練された雰囲気を生み出すことができます。
このコラムでは、和花と洋花を組み合わせたアレンジの魅力と、気軽に試すためのポイントをご紹介します。
和花と洋花それぞれの魅力
和花と洋花を組み合わせるためのポイントをご紹介する前に、まずはそれぞれの特徴を整理してみます。
和花は枝ぶりや線の美しさを楽しむものが多く、椿や桜、菊、ナデシコ、リンドウなどが代表的です。また季節の枝ものなどもこの和花の中に入れられます。
一方洋花は、色彩の豊かさやボリューム感、花そのものの存在感が魅力のひとつです。バラやガーベラ、チューリップ、ラナンキュラス、カーネーションなど華やかでわかりやすい美しさがあるのが特徴です。
このふたつを組み合わせることで、それぞれの特徴が引き立ち、単体では生まれない奥行きのあるアレンジが完成します。
失敗しないための基本ルール
1.主役の花を1つに決める
和花と洋花、それぞれを同程度の存在感で合わせようとすると、うまくまとまらずちぐはぐな印象になりがちです。メインにする花を決め、和花を主役にするなら洋花は脇に添えるようにすると、全体がまとまりやすくなります。使用する花材は3〜5種類くらいにするのも扱いやすくなるポイントです。
2.色数を抑える
色数が多いと雑多な感じになり、まとまりがなくなるので注意が必要です。2、3色に絞り、同系色やトーンを揃えることによって、全体がまとまりやすくなります。バランスが取りにくいと感じるときには、枝ものやグリーンを加えてみるのもおすすめです。
おすすめの配色
- 白、生成り、グリーン
- くすみピンク〜ボルドー
- 黄色、マスタード、ブラウン
3.花を主役にする器を選ぶ
和花と洋花を合わせるときには、花器選びもポイントになります。シンプルなガラスや陶器、マットな質感のものなど、花が主役になるものを選びましょう。白や黒、グレーなどの無地の器を選べば、花がぐっと引き立ちます。
おすすめの組み合わせ
基本のルールを抑えれば、和洋のミックスアレンジは成立します。花の向きや高さなども、揃えすぎないことで少しラフな感じに仕上がり、そこが魅力につながります。綺麗にまとめようと頑張りすぎないこともポイントです。
試しやすいおすすめの組み合わせをご紹介します。
-
ドウダンツツジ+バラ
ドウダンツツジや雪柳などの枝ものと、淡い色のバラの組み合わせは上品でおすすめです。清涼感のあるドウダンツツジの爽やかな葉としなやかな枝ぶりに、ボリュームのあるバラを合わせることで、立体感のあるアレンジに仕上がります。
-
菊+ラナンキュラス
それぞれの花に存在感があるので、アレンジが難しそうに感じるかもしれませんが、色数を抑えて組み合わせると大人っぽくエレガントなアレンジに仕上がります。白や淡い色の菊にピンクやオレンジ、黄色のラナンキュラスを合わせるのがおすすめです。
-
桜+チューリップ
桜の枝の伸びやかさとチューリップの丸みのあるフォルムで、動きのあるアレンジになります。なによりも春の訪れを感じられる2つの組み合わせは、飾るだけで心が浮き立ちます。ここにスイートピーなどを加えるのもおすすめです。
まとめ
和花と洋花を組み合わせたアレンジは、少し上級者向けで難しそうというイメージを持たれがちです。でもここまでご紹介してきた基本のルールを意識すれば、特別な技術がなくても気軽に楽しめるはずです。和花と洋花を組み合わせることで、飾る場所も選ぶことなく、インテリアにも新しいテイストがプラスされて、これまでとは違った景色が生まれます。
難しく考えずに、まずは気に入った和花と洋花を一緒に飾ってみるところから始めてみませんか。その小さな一歩は、住まいの空間だけではなく、気持ちの上にも新しい景色をもたらしてくれるかもしれません。





