大人も楽しめる!絵本がもたらすカラーセラピー効果
最近、文字ばかりで色彩を “感じる・味わう” 事が減っていませんか?仕事の資料、スマートフォンの画面、ニュースの見出し。私たち大人の毎日は、文字と情報、効率のための色に囲まれています。
そんな今、大人の女性の間で「絵本を楽しむこと」がブームになっています。
懐かしいから。
癒されるから。
もちろんそれも理由の一つかもしれません。けれど実は、多くの大人の女性が無意識に惹かれているのは、物語そのもの以上に「色の美しさ」なのです。
なぜ今、絵本が大人の心に必要とされているのか
なんとなく気持ちが落ち着かない日。
理由は分からないけれど、心が少し疲れていると感じる日。
そんなとき、私たちはつい「前向きにならなきゃ」「ちゃんと整えなきゃ」と、頭でどうにかしようとしてしまいます。
でも絵本は、あなたに何かを“理解させよう”とはしません。
短い物語と、ページいっぱいに広がる色。
ただ、それだけ。
考えなくていい。
評価しなくていい。
正解を出さなくていい。
この「何者にもならなくていい時間」こそが、今の大人にとって深い癒しになるのです。
絵本のカラーセラピーとは ― 感情に直接触れる「説明しない色」

色彩心理の視点で見ると、絵本の色使いには、ある大きな特徴があります。それは、「説明しない色」であること。
大人向けのデザインや広告の色は、
・安心させるため
・行動を促すため
・印象づけるため
このように目的がはっきりしています。
一方、絵本の色は違います。
・少し濁った空の青。
・理由は分からないけれど胸に残る夕焼けのオレンジ。
・やさしいのに、どこか切なさを含んだピンク。
それらは「こう感じるべき」とは言ってきません。ただ、今のあなたの心に触れるだけなのです。
大人の心に、絵本の色が響く理由 ― 思考より先に、感覚が動くから
大人になるほど、私たちは「意味を理解すること」「正しく捉えること」を求められます。
一方、絵本は文字が少なく、色と絵が主役。だからこそ、読むよりも“感じる”体験が自然に起こります。考える前に、心がふっと反応する。その瞬間、張り詰めていた心が静かにゆるみ始めます。
忘れていた感受性を、そっと思い出させる ━━
絵本の世界では、感情がとても素直に描かれています。
色彩は、人に正直な心を与えてくれます。
大人になるにつれ、「こんなふうに感じるのは良くない」「我慢した方がいいかな」と、感情にフタをすることが増えていきます。絵本の色は、そんな心の奥にしまい込んだ感覚を、評価せず、否定せず、ただ思い出させてくれます。
絵本のカラーセラピーで起こる、やさしい変化
・理由の分からなかった疲れに、輪郭が生まれる
・本当は求めていた感情に、静かに気づく
・頑張りすぎていた自分を、少し許せる
それは決して劇的な変化ではありません。けれど、確実に心を軽くしてくれます。絵本は、あなたを変えようとはしません。ただ、「今のままの自分」を受け止める時間をくれるのです。
大人だからこそ、絵本の色が必要になる
絵本が大人の間でブームになっているのは、子どもに戻りたいからではありません。
物語に安心し、色彩の美しさに心を預ける時間が、今の大人には必要だから。
もし最近、言葉にする気力すら起こらない疲れを感じていたら。
解決策や答えを探す代わりに、絵本を一冊、手に取ってみてください。
大人になった今だからこそ、「考える前に感じる時間」が、心を再生させてくれす。
その色彩はきっと、今のあなたに静かに寄り添ってくれるはずです。





