カラーセラピーってどんなことをするの?
カラーセラピーってどんなことをするの?
1.カラーセラピーの起源
日々の生活で溜まったストレスを癒す方法として、セラピーが数多く存在しています。その中でも、色の持つ力を活用して気軽に始められるのがカラーセラピーです。この記事では、カラーセラピーとは何か、その効果について詳しく解説します。
まずはカラーセラピーとは何か、その方法や起源を紹介します。
カラーセラピーは、色彩の持つ力を活用し、心と体の調和を取り戻す心理療法です。心を癒す・自分自身を知る・心身をコントロールするなどの効果が期待できることから、カラーセラピーを治療やリハビリテーションのプログラムに取り入れる医療施設や福祉施設も増えてきています。色彩の力を借りることで、クライエントは自分でも気づかない無意識や潜在意識、自律神経等にアプローチすることができます。
カラーセラピーの起源は、古代エジプトにまで遡ります。日光を治療に利用する「太陽療法(ヘリオセラピー)」では、色ガラスを使って光に色をつけ、さまざまな色の光を浴びて療養を図っていたとされています。
2.カラーセラピーのメカニズム
カラーセラピーとは何か理解したところで、続いてはカラーセラピーのメカニズムや、人間の心と身体への影響について見ていきましょう。
カラーセラピーが人間の心を癒やすのは、色彩と感情・心理状態の密接な関連性に基づいているからです。
色と人の心には相互作用があり、特定の感情や心理プロセスに影響を与えます。
(1) その時気になる色は奥底にある気持ちや感情をあらわす
私たちはその時々によって気になる色が変わります。カラーセラピーで何気なく選んだ色はその人の無意識や潜在意識の中にある気持ちや感情をあらわしていることが多いのはご存知でしょうか?なぜか同じ色の服や小物ばかり選ぶ時期があったりしますよね。それはその時の気持ちを表す色だから、心惹かれるのです。
(2) そばにある色によって心身が影響を受ける
逆に部屋の色彩などによっても、私たち知らず知らずに影響を受けています。会っている人の洋服の色にも影響を受けています。それは気持ちの上だけではなく、時間の流れ、温度などの体感にも影響をもたらします。
(3)色で表現される気持ちや影響についての例
色の影響をいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
赤: エネルギーが高まっているときに選ぶ色です。また、赤色を目にすることで積極性が高まり、情熱的になる。覚醒状態や興奮状態を助長し、時間の流れが速く感じさせます。また、周囲からの注目を引き寄せる効果もあります。
緑: 疲れているときに選びがちな色です。緑色が多い環境は心身をリラックスさせます。さらに心身が穏やかになるので人間関係にも平和をもたらします。
青: 知性、合理性などが強くなっている仕事や勉強モードの時に選ぶ色です。青い色が多い環境の中では集中力が向上し、時間の経過が遅く感じられます。興奮を抑え、安定感を提供するのも特徴です。
3.「色彩グラスセラピー」が注目されています
カラーセラピーの中でも最近注目されているのが「色彩グラスセラピー」です。色鮮やかで可愛らしいグラスキューを使用した、色と光のメッセージを読み解く、新しいカラーセラピーです。使用するのはグラスキューとグラストレイ。気になる色のグラスキューを選び、自分の気持ちに従って配置するだけで、色からの効果とグラスキューの温かさに癒されることができます。別名「色と光の心理学」。心理カウンセラー・芙和せらがカラーセラピーを、より身近で手軽に実践できるように開発しました。
現在「花と心の学校/ハートステップ・カレッジ」では、お試しセラピーを受けることができます。また、色彩グラスセラピスト養成講座に興味のある方には体験レッスンを受けてより詳しく色彩グラスセラピーのことを知ることができます。色の力で心身癒やされたい方も、カラーセラピーで誰かの役に立ちたい方もぜひチェックしてみてください。
色彩グラスセラピスト養成講座について詳しくはこちら
監修:公認心理師、色彩グラスセラピー創設者 芙和せら