「ハロウィンカラーの意味」

10月に入りずいぶんと過ごしやすくなりましたね。すっかり秋の気配を感じます。実りの秋に収穫祭として始まったイベントと言えば、ハロウィンですね。

古来の伝統を大切にする日本は、海外の風習も織り込んでいけるのがいいところ!ハロウィンも、ただ仮装やお菓子を配るだけでなく、仮装を楽しみながら日常を少し離れ、非日常の世界に触れる機会として定着しています。

このハロウィンの独特な世界観をつくっているのが、色彩ではないでしょうか。「オレンジ」「黒」「紫」日常ではなかなか組み合わせない色彩だからこそ、人の目を惹きますね。今回は、そんな日本でも大人気のイベントであるハロウィンで使用されるカラーの起源とその魅力についてお届けします。

 

ハロウィンの起源

ハロウィンのカラーリングには、古代のケルト人の祭りである「サムハイン」が大きな影響を与えています。サムハインの起源は約2000年前。ケルト人たちは秋の収穫に感謝し、また、冬に備えるためにさまざまな儀式を行っていました。彼らにとって冬は闇や死をも象徴し、恐れや敬いの念を抱くもの。サムハインの夜には、仮装をすることで悪霊に自分たちが人間ではないと見せかけ、悪霊から身を守るという風習がありました。これが現代のハロウィンの仮装の由来ともいわれています。

「黒」「オレンジ」「紫」の3色も、ハロウィンの起源やケルト人の信仰、伝説から派生しています。ハロウィンの楽しさや神秘性を表現するために使われていた色には、どんな秘密があったのでしょうか。

 

ハロウィンカラーの意味

ハロウィン特有の不気味さや魅力、収穫の喜びを表す「黒」「オレンジ」「紫」にはそれぞれ特別な意味や象徴があり、ハロウィンの雰囲気を深める役割を果たしています。

黒は「死」や「暗闇」、さらには「魔女」を象徴しています。古代ケルト文化では、魔女は実在すると信じられており、ハロウィンには悪霊を追い払うために魔女の仮装をする風習がありました。

また、冬は霊界との境界が薄くなり、死者の魂が現世を訪れると信じられていました。そのため、黒は死や霊的な存在を表す重要な色であると同時に、恐怖や神秘も連想させます。夜の暗闇や影といったハロウィンの怪しげな雰囲気を表現するためにも、黒は欠かせない色です。

 

オレンジ

オレンジは「秋の収穫」や「太陽の恵み」の象徴。ハロウィンの象徴でもあるカボチャの色から連想され、収穫祭の時期に関連しています。ハロウィンでオレンジ色が特に強調されるようになった背景には、カボチャが重要な役割を果たしているからなのですね。

また、オレンジは生命力や豊穣を象徴する暖かく活力に満ちた色。冬に向けての準備の象徴としても機能します。黒と対比することで、オレンジは死と再生、生と死のサイクルをも表現しています。

紫は「月明かり」や「神秘的な力」を表現しています。この色は、夜空や魔法を連想させるため、ハロウィンの雰囲気にぴったりです!

また、紫はかつて貴族や神聖な人物が身にまとい、権威や霊的な力を示す色とされていました。ハロウィンでは儀式や呪術、神秘的な出来事を暗示します。ハロウィンの神秘的でミステリアスな雰囲気を演出するのに欠かせない色彩ですね。

 

私たちを非日常へ誘う色彩の力

黒が闇の深さを。オレンジが温かさと希望を。そして、紫が幻想的な魔法を。それぞれが繊細に混じり合い、秋の夜に魔法の瞬間を生み出しているハロウィン。色彩は単なる装飾以上の意味を持ち、ハロウィンの物語に深みを与えてくれます。

今年はこの色彩の意味や効果を感じながらハロウィンを楽しんでみませんか?インテリアなど生活の中に「黒」「オレンジ」「紫」の色彩を取り入れるだけでも気軽にハロウィン気分を味わえますよ!

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