雨の日の気持ちをアップする雨具の色選び
― 色の力で、心に小さな晴れ間を ―
朝起きて、カーテンを開けたら外は雨。そんな日は、なんとなく気分がどんよりしてしまうことってありますよね。空が暗いと、心も少し重たく感じるものです。でもそんな雨の日にこそ、ちょっとした工夫で気分を上げてみませんか?
実は、傘やレインコートなど、雨具の「色」を意識するだけで、心にふわっと明るさが戻ってくることもあるのです。今回は、雨の日の憂うつを吹き飛ばす「雨具の色選び」についてご紹介します。
色には、心を動かす不思議なチカラがあります
私たちが普段、何気なく見ている「色」。実は、色は私たちの感情や行動に大きく影響しているのです。たとえば、赤を見ると元気になったり、青を見ると落ち着いた気分になることがありませんか?これは「色彩心理学」として色が人間の心理に与える影響が研究されています。
特に雨の日は、空がグレーになり、視界が暗くなりがち。これによって脳が刺激を受けにくくなり、気分が沈んでしまう人も多いそうです。だからこそ、明るい色やお気に入りの色を身につけることで、自然と心が晴れやかになっていくのですね。
雨具の色別・気分を上げるカラーガイド
それでは、具体的にどんな色が、どんな気分にぴったりなのかを見ていきましょう。ご自身の気分や目的に合わせて選んでみてくださいね。
赤:元気をチャージしたい日に
赤は情熱やエネルギーを象徴する色。見るだけで「よし、頑張ろう!」という気持ちになれますね。朝からシャキッとしたい日や、気合いを入れたい日にぴったり。赤い傘やレインブーツで、雨の日に元気をプラスしてみませんか?
黄色:気持ちを明るく軽やかに
黄色は太陽や光を連想させる色。明るさや希望を感じさせてくれるので、ちょっと気分が沈んでいるときにおすすめです。黄色い傘をさせば視界が明るくなり、まるで頭上にお日さまを持って歩いている気分になれるかもしれませんね。
青:落ち着きと安心感をもたらす
気持ちがざわざわしているときには、青系のアイテムがお勧めです。空や海のように広く深い青は、心を穏やかにしてくれます。ネイビーなら大人っぽく、スカイブルーなら爽やかに。シーンや好みに合わせて選んでみてください。
緑:リラックスしたいときに
自然を思わせる緑は、目にもやさしく、心を落ち着けてくれます。忙しい日や、ちょっと疲れがたまっているな…という日に選びたい色ですね。ミントグリーンやオリーブなど、トーンによって印象が変わるのも楽しいポイントです。
ピンク:優しさと幸せを感じたい日に
ピンクはやわらかくて温かな印象を持つ色。かわいらしさだけでなく、幸福感や癒しを与えてくれるとも言われています。淡いピンクなら上品で、ビビッドピンクなら元気な印象に。雨の日にちょっと甘い気分をプラスしてみませんか?
雨具のアイテム別・色選びのコツ
どんな色を選ぶかも大切ですが、どこに色を取り入れるかもポイントです。雨の日のコーディネートに差がつく、アイテムごとのおすすめをご紹介します。
傘:顔まわりを明るく見せたいなら
傘は顔のすぐ近くにくるアイテム。明るい色を選べば、顔映りがよくなり、表情もぱっと明るく見えますよ。気分だけでなく、見た目の印象もアップできる一石二鳥のアイテムです。
レインコート:全身の印象を左右する主役
レインコートは雨の日のコーディネートの主役になるアイテム。落ち着いた色なら通勤・通学にも使いやすく、明るい色や柄ものなら「雨の日限定のおしゃれ」が楽しめます。シーンや気分に合わせて使い分けるのも素敵ですね。
レインブーツ:足元にこそ、遊び心を
足元に取り入れる色は、さりげなく個性を演出できるポイント。黒やネイビーでまとめるのも良いですが、あえて赤や黄色などの差し色を選ぶと、足元から元気を届けてくれます。雨の日でも前向きに歩き出せそうですね。
雨の日こそ、自分らしい色で心を整えましょう
雨の日のファッションは、つい「濡れないこと」だけを優先しがち。でも、その中にちょっとだけ自分らしい「色」を加えてみると、気分もグッと変わります。
「今日は黄色い傘にしようかな」
「ピンクのレインブーツで少し冒険してみよう」
そんなふうに、毎日の中に小さな楽しみが生まれると、雨の日も悪くないなって思えるかもしれません。どれも日常的なアイテムですが、そこに「気分を上げる色」を選んでみると、雨の日の楽しみがぐっと広がりますよ。
さあ、次に雨が降ったらお気に入りのカラーでお出かけしてみませんか?