カラーセラピーの起源と色と光の心理学~色彩グラスセラピー~

「カラーセラピー」と聞くと、色の付いたボトルを並べるイメージをする方も多いかもしれません。今でこそ、少しずつ認知度が上がってきた「カラーセラピー」ですが、まだまだイメージでしか知らない方が多いのも現状です。今ではボトルだけでなく、ガラス製品を用いたセラピーなど、様々なカラーセラピーがあるのをご存知ですか?

今回は、そんなカラーセラピーの起源に迫ります!カラーセラピーの始まりは意外にも古く、古代エジプトにまでさかのぼるのです。古代エジプトやアジアの国々で「色を使った療法」が行われていたのが始まりだと言われています。

 

 

カラーセラピーの起源「ヘリオセラピー」

カラーセラピーの始まりは、古代エジプトのヘリオポリスで行われていた「ヘリオセラピー」(太陽療法)とされています。

太陽療法とは、太陽の光を使って健康を促進する方法。現代でも「日光浴」があるように、太陽の光は人の体にとても良い影響があります。例えば、人は体内でビタミンDを生成するために日光が必要です。(ビタミンDは骨の健康や免疫機能の維持に欠かせない成分で、骨粗鬆症の予防にも欠かせません。)太陽療法とは、適度に太陽の光を浴びることで、健康をサポートすることができる方法です。

古代エジプトで盛んに行われていたヘリオセラピーは、まさに日光を利用した治療の代表例です。ヘリオセラピーはギリシャ語で「太陽の治療」という意味を持ち、太陽の光を利用して病気の治療や予防を行っていました。そして興味深いのが、単に日光を浴びるのではなく、色ガラスを使って光に色をつけ、さまざまな色の光を治療に活用していたのです。

古代から信じられていた色彩の力

古代エジプトでは、太陽の光や色彩の力が人にポジティブな影響をもたらすと認識されていました。彼らは日光浴を行い、太陽光や色ガラスを通した色彩光を浴びることで病気や痛みを癒そうとしていたのです。彼らは、太陽の光や色彩は、身体のエネルギーレベルを高め、免疫系を強化する効果があると信じていました。

治療のための寺院が存在した

治療は「太陽寺院」で行われたとされています。この寺院は太陽の光を最大限に取り込むように設計され、ヘリオセラピーのために特別に建てられたもの。各部屋ごとに色分けされ、それぞれの色彩の効果を利用し治療していました。多くの患者が太陽寺院を訪れ、太陽の光を浴びることで身体を癒したという記録が残っています。

今、私たちが病院で治療するのと同じように活用されていた、ヘリオセラピー。この古代の知恵が、現代のカラーセラピーの基礎となっているのですね。

 

カラーセラピーの確立

より現代的なカラーセラピーの概念が確立されたのは、20世紀初頭です。スイスの心理学者であるカール・ユングは、色彩が心の状態に影響を与えることを唱え、カラーセラピーの基礎を築く上で重要な役割を果たしました。

その後、心理療法や補完医療の分野において、色彩の効果を活用する手法が研究され、現在では、カラーセラピーは心身のバランスを整えるためのツールとして広く認知されています。

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