花育の仕事について

花育を仕事にする?ボランティアでする?

花育を仕事として取り組むか、社会貢献のボランティアと考えるかは、各自の考え方やスタンスによります。

子どもたちの笑顔を見たいから何かやりたい!というスタンスならボランティアでもいいかもしれません。自分で好きなことを仕事にしていく仕事をイメージしながら備しておく必要があります。

このコラムでは、仕事として取り組みたい方を対象として仕事内容をご紹介します。

花育の仕事場と仕事内容

(1)カルチャーセンターで仕事

大手のカルチャーセンターでは、いつも新しい企画・講師を探しています。専業主婦が激減する現在、カルチャーセンターに集まるのは、高齢者か子育て世代の女性が中心になっています。我が子には花育クラスを受講させ、母親は他のクラス(英会話、お料理など)で気分転換をはかるというのは珍しくありません。

(2)幼稚園で仕事

放課後に幼稚園で行う、“習い事”として、英会話、リトミックなどに加え、花育も注目されています。幼稚園にとっては、収入を増やすことになりますし、他の幼稚園と差別化できます。保護者にとっては、別の場所への送迎の手間が省けますし、信頼関係のある幼稚園で学ばせると安心感があります。

(3)小中高校・児童館で仕事

必修クラブの一環で花育に取り組む学校も増えています。また、夏休み等の期間を利用した単発のイベントとしてPTA主催での花育があります。文化祭での親子イベントなどは人気があります。定期的な児童館でのワークショップも見かけるようになりました。中学・高校生は花育の中でも思春期特有の問題を抱えている生徒が対象ですから、小学生とは異なる難しさもありますが、やりがいも感じられます。

(4)ショッピングモール、ショールーム等で仕事

ショッピングモール、シュールーム等では、絶えず集客のためのイベントが催されています。親子花育などは、そういった場所にぴったりの催しになります。華やかで人目を惹きますし、お土産にアレンジメントを持ち帰ることができるので、満足感が長続きするからです。

(5)自宅の花育教室で仕事

イメージとしては、自宅ピアノ教室や自宅英会話教室の花育版です。お月謝をいただいて花育を行います。地元密着ですから、収入として安定感があります。子どもの習い事は広告ではなく、口コミでの集客がメインになります。少しずつ受講者を増やしていけるのが魅力でしょう。

(6)養護施設・児童相談所で仕事

最近、ニュースになるような虐待、不登校など問題を抱えた子供たちのための花育です。留意するべき点、ケアする面も多く、最初からこの分野で仕事をするのはとても難しいかもしれません。他の分野で経験を積んでから取り組むべきジャンルになります。
いかがですか?ずいぶんいろんな花育の仕事があると驚かれたのではないのでしょうか。

花育は子どもたちの未来をつくる仕事

子どもたちが花に触れることは、情操教育になります。

桃の節句、七夕まつり、お月見など季節行事を教えることは、文化伝統の教育になります。

母の日、敬老の日に子どもたちによる花贈りができたなら、ワンランク上の家族コミュニケーションができます。

「花が好き」「子どもが好き」を仕事にするなら、子ども花育インストラクターがおすすめです。「好きを仕事」にしたら、子どもたちだけでなく、あなたの未来も輝き始めます。

花育は子どもたちの未来をつくる仕事、そして、あなたの未来もつくるということです。笑顔の循環が、豊かな社会につながる、社会にとっても、とても大きな仕事です。

子どもたちを取り巻く環境がどんどん厳しくなる、そんな時代だからこそ、一歩を踏み出してみませんか?

子ども花育インストラクターは社会貢献できる仕事です。

監修・芙和せら(フラワーセラピー創始者)